オンライン英会話のレッスンを受けているお子さんを見ながら、「どうして先生は1つのことにこんなに時間をかけているのだろう?どうして先生は同じことを何度も何度も繰り返すのだろう?」と思ったことはありませんか?「毎回違う単語を覚えた方が楽しいのでは?」と心配になる親もいるかもしれません。私たちはつい、新しく覚える単語や文法が増えれば増えるほど、それはより効果的に語学を学んでいる証拠だ、と考えてしまいがちです。しかし、外国語を学ぶプロセスはそう簡単にうまくはいきません。先生が「習うより慣れろ」と言うのには、それなりの理由があります。この記事では繰り返し英語を学習することの優れたメリットについて紹介します。
繰り返すことで記憶は定着
新しく言葉を学ぶと脳には物理的な変化が起きます。脳が新しい神経回路を作り出し、その神経回路を通じて新しい言語の情報が処理され、保存されます。そして、この新しい神経回路は繰り返し学習することでどんどん強くなっていくことが科学的にも証明されました。記憶の定着は反復することで強化されるのです。逆に覚えたことを反復して練習し、勉強しないと神経回路は細く弱くなっていきます。そのため、英語を習得する上で重要になってくるのが「繰り返し英語学習」です。何度も同じ英単語を繰り返し発音することでその発音は記憶として脳に定着します。何度も同じ英単語を綴ることで単語の綴りをしっかり覚えることができます。反復練習は、ドリル練習だけでなく、様々な方法で行うことができます。
例えば、会話をする、歌を歌う、物語を読む、ことも繰り返し学習につながります。同じ言葉を何回も使って話したり、歌詞を繰り返すこと、物語を何度も読むからです。そして、ノバキッドではレッスンのいろいろな場面でこの繰り返しを英語学習に取り入れています。
繰り返し英語学習することが自信につながる
反復練習を取り入れた英語学習は、自信を高めてくれる効果があります。英語を学ぶとき、自信を持つことはとても重要です。英語を話す時に自信を持てないことはよくあります。ネイティブスピーカーや流暢な英語を話す人の話を聞くと理解できるのに、いざ自分が話すとなると言葉が出てこないで、固まってしまうという経験はありませんか?習っても使う練習をする機会がないと自信も生まれません。特に、日本にいて普段の生活で英語を話す場面がないとなおさらです。
では、やったことのないことや、あまり練習する機会のないことを、どうしたらできるようになるのでしょうか。たとえば新しい文法を習い、それを初めて使う時、どうすればよいかわからなくなってしまう生徒もたくさんいます。また、単語をただ何回も読んだり書いたりするだけでは、受け身になってしまい、知識としては引き出しにあっても肝心な場面で使えず自信につながりません。そこでノバキッドでは「アクティブ・リコール学習法」をレッスンに取り入れています。これは新しいことを学ぶ時に、以前に習ったことを記憶の中から検索して思い出すようにする学習法です。そうすることによって、生徒は新しい概念を学ぶと同時に、以前の知識を復習する反復学習が可能となるのです。毎回のレッスンで、過去に身につけた自分の知識を活用して新しいことも学べるので達成感や自信にもつながります。
習うより慣れろ
反復学習は、最も古く、最も広く使われているオーソドックスな学習法の一つです。言語学習だけではありません。身体を使うスポーツでも一般的な方法です。その理由はズバリ、効果的だからです。繰り返し英語学習することで、生徒たちは自信を持って言葉を理解し、使えるようになるのです。
アメリカのバスケットボールコーチ、ジョン・ウッデンは、卓越した指導力でUCLAを10度の全米制覇に導き、「ウェストウッドの魔法使い」、「20世紀最高の指導者」とも呼ばれ、バスケットボールだけでなく、ビジネスや教育の分野でも大きな影響を与えましたが、学習の法則について次のように語っています。
「学習の4つの法則は説明、実演、模倣、反復である。その目標は大きなプレッシャーがかかる状況下で正しい癖が自然に出るようにすることである。この目標を達成するために私は8つの学習法則を開発した。すなわち、『説明、実演、模倣、反復、反復、反復、反復、反復』である。」
日本語のことわざの「習うより慣れろ」という言葉も、人から教えてもらうより実際に経験を積んだり、練習を重ねたりして身体で覚える方がしっかりと身に付くという意味があります。英語でもこれと同じ意味の「Practice makes perfect(実践により完全の域に達する)」という言葉があるほど、繰り返し学習は古今東西、優れた学習法であることは間違いありません。
いかがでしたか?ぜひ、ノバキッドの無料体験レッスンで私たちの実践する効果的な学習メソッドを体感してみてください。